ドジャースは9日(日本時間10日)、敵地でフィリーズに大量10失点し完敗を喫した。
先発・ミラーがターナーに満塁本塁打を浴びるなど、4回9失点KO。1-10となった7回途中からはエンリケ・ヘルナンデスが“野手登板”するワンサイドゲームになった。
これでドジャースは直近10試で計75失点。1試合平均7失点以上と投壊が止まらない状況が続いている。
この日は、開幕投手を務めたローテーションの軸・グラスノーが腰の張りのため、負傷者リスト(IL)に入った。チームの先発陣は山本、ビューラーもIL入りしており、正念場を迎えた。
米メディア「FOX sports」はトレード期限が7月末に迫る中、ドジャースは「ワールドシリーズで優勝するために必要な先発投手陣がそろっているかどうか」と疑問を呈し「7月のトレード市場で最良の選択肢はホワイトソックスのギャレット・クロシェット、タイガースのジャック・フラーティ、レイズのザック・エフリン、レンジャーズのネーサン・イオバルディ。コストはかかるだろうが、エースを逃す代償はもっと大きいかもしれない」と具体的な名前を挙げ、補強の必要性を記した。
ドジャースは昨年のポストシーズンは地区シリーズでダイヤモンドバックスに3連敗し、早々と敗退。先発陣の乱調が響いた。
同メディアはドジャースに故障者が続出しながらも首位をキープできているのは「選手層の厚さ」としながらも「今年はナ・リーグ西地区を制すること以上に重要な年」と指摘。「選手層の厚さでシーズンを乗り切ることはできるが、スター選手は10月までチームを支えないといけない」と記した。