バレーボール男子日本代表が10日、都内で取材対応を行い、西田有志(24=大阪ブルテオン)が、妻で女子日本代表主将の古賀紗理那(28=NEC)の現役引退表明について言及した。
古賀は前日、自身のインスタグラムを更新し、パリ五輪を最後に現役を引退すると発表した。西田は「発表する時に一緒にいた。本人は“すっきりした”と言っている。隠してやるよりも、すっきりして最後の試合に臨めるのがいいんじゃなという話もしていた」と内幕を明かした。
2人の間では2、3年前から引退の話をするようになったという。「(東京)五輪で悔しい思いをして、引退も考えていた。でもNECでプレーして、だんだんパフォーマンスも上がってきた。僕はそれだけ結果を出しているからいいじゃない。次の目標は何にするのかと考えた時に、すっきり終わるならそう(パリ五輪で引退)かもねと2人で話していた」と決断に至った経緯を説明した。
2人で出場する最後の五輪になるパリではともにメダルを目指す。「夫婦の目標は健康に過ごそうってこと。メダルよりも健康の方が大切っすから」と笑いを取った後「男女とも一緒の目標を立てている本当にない機会。お互いにトライして成功したい」と夫婦そろってのメダル獲得への意欲を鮮明にした。