◇セ・リーグ 阪神ーヤクルト(2024年7月10日 甲子園)
プロ初スタメンの阪神・野口が、1点を追う4回に同点打を放った。2死二塁で、奥川の甘く入った148キロを中前へはじき返した。
ベンチでは、佐藤輝が手をひらひらさせ、蝶のポーズをつくって祝福した。
野口は「打ったのはストレート。追い込まれていましたが、なんとかランナーを還したいという気持ちでした。前の打席でチャンスで凡退していましたが、しっかり切り替えて集中して打席に入ることができました」と振り返った。
22年育成ドラフト1位で入団した野口は、1年目の昨季オフに支配下に昇格。今季は2軍での活躍が認められて6月28日に、ノイジーと入れ替わる形で初めて1軍に昇格した。
7日のDeNA戦でプロ初安打と、犠飛によるプロ初打点をマーク。前日9日ヤクルト戦では9回に代打で四球を選び、逆転サヨナラ勝ちに貢献していた。同学年の森下が2軍調整を余儀なくされる中、こん身のアピールを続けている。