バレーボール女子日本代表の真鍋政義監督(60)は10日、フランス出発前に羽田空港で取材に応じ、古賀紗理那主将がパリ五輪限りでの引退を表明したことに触れて「4、5日前に本人から話があると言われた。昨年とは行動、言動が全く違い、パリ五輪に懸けていると感じていたので引退だろうと思っていた。やっぱりその通りだった。“最後パリで目標に向かって頑張ろう”と話した」と振り返った。
13年に高校生だった古賀を日本代表に初招集したのも真鍋監督だった。東京五輪後の3年間は指揮官と主将としてチームをけん引してきた。
「高校生で初々しく、訳も分からず、先輩を追いかけていたのがキャプテンで日本を引っ張っている。やっぱり役職は人を成長させる。キャプテンになって全く変わった。この3年間、紗理那をキャプテンにして良かった」としみじみ語った。