◇セ・リーグ 阪神4―1ヤクルト（2024年7月10日 甲子園）
ヤクルトが敵地で阪神に逆転負けを喫し、今季初の6連敗となった。先発の奥川は立ち上がりから制球に苦しみながらも5回3安打2失点で救援陣にバトンをつないだ。5回までは1点差で競っていたが、6回に2番手・嘉弥真が2点を奪われて試合の主導権を相手に握られてしまった。
打線は2番に増田、6番に浜田、8番に北村拓を置くオーダーを組んだが5安打1得点と機能しなかった。初回に、この日は3番に入った村上の中前適時打で幸先よく1点を先制したが、2回以降は追加点を奪えなかった。
奥川は自身の連勝が2で止まり、今季初黒星を喫した。チームの借金は今季最多を更新する12まで膨れ上がった。高津監督は奥川に対して「コントロールというところが少し課題ではあるんですけどね。ちょっと修正が必要だと思いますね。今のままでは長いイニングを投げられないですし、ヒット1本で1点を取られるピッチングになっているので」と注文をつけた。
2試合連続で1得点に終わった攻撃陣については「長打、連打がないので。今日はスタメンになかなか名を連ねないメンバーを出したんですけど、1本も出なかったですね。チャンスをものにしてほしいなと思いますけど」と険しい表情だった。