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新潟・J2長崎に完敗 今季公式戦最多の6失点 松橋監督「本当に入りの良くないゲーム」

スポニチアネックス 2024年7月10日 23時9分

 ◇天皇杯3回戦 新潟1―6長崎(2024年7月10日 トランスコスモススタジアム長崎)

 まさかの大量6失点。新潟は前半から守備でもろさを見せ、天皇杯で“てっぺん”を目指す戦いは終わった。試合後、後半アディショナルタイムに意地のゴールを決めたMF石山の目には涙があふれ、松橋監督も珍しく選手らとともにサポーターの元に足を運んだ。

 6日のリーグ戦前節の鳥栖戦から7人先発を入れ替えた。直近5試合で2勝3分けと負けていなかった長崎に対し、前半6分に先制点を献上。同33分までにリードを3点に広げられ、さらに同39分には相手GKの頭に左足を伸ばして交錯したMFゴメスが一発退場して数的不利になった。

 何とか打開を図ろうと、前半終了間際に左眼窩(がんか)底骨折からの復帰となったMF宮本、DF堀米を投入。後半34分には左足首の負傷が癒えたFW長倉らも途中出場したが、後半も失点は止まらず3点を決められた。攻撃は1人少ないながらも好機をつくり、最終盤にDF長谷川巧のパスにMF石山が頭で合わせた。しかしネットを揺らしたのはこの1点だけだった。

 失点を重ねた守備について、松橋監督は「本当に入りの良くないゲームから、相手に点を取られてそのままの流れ。個々の対応も良くなかったし、チーム全体としても守備の軽さからフリーにさせた。単純なことが連続した」と残念がった。

 6月29日の札幌戦でリーグ戦12試合ぶりの無失点で勝利したものの、7月に入って公式戦2戦合計10失点と守備が崩壊。今後のリーグ戦に向けて大きな課題が浮き彫りになった。13日にはアウェーのFC東京戦が迫る。指揮官は「もう1回良さを出せるようにしていくためにやりたい」と前向きな姿勢を崩さなかった。

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