女子ゴルフの今季メジャー第4戦となるエビアン選手権は11日、フランスのエビアン・リゾートGCで開幕する。
今大会初出場の岩井明愛（21＝Honda）は「テレビに映れるような位置でやっぱりプレーしてみたい。いずれはもう少し経験を積んで、少しずつ上がっていけると思うんですけど、今はもう全力で1打1打集中して戦えたらいいかな」と意気込みを語った。
7日に現地入りし、この日はコースで最終調整を行った。レマン湖畔にある起伏のあるコースについて「グリーンとグリーンまわりが結構難しい。外してしまうところによって大きいミスになりかねない」と警戒した。
今季ここまでメジャー3戦に出場し、全て予選を通過。全米女子オープンで優勝した笹生優花や、全米女子プロで2位に入った山下美夢有からは大きな刺激を受けたといい、「希望を与えてくれて、自分たちにもできるって思わせてくれる」と目を輝かせた。
前日はオリンピック博物館やシヨン城などヨーロッパを観光。「歴史を感じました。観光の時間が結構リフレッシュできるので、あるのとないのとでは全然違うなって思いました」と海外の色んな場所を訪れることも米ツアーの楽しみのひとつになっている。米ツアー参戦も徐々に慣れてきて、現在は英語を勉強中。練習ラウンドで同組になった選手から教えてもらうなど「やっぱり友達ができたら楽しいし、なんかそんな感じですね」と楽しそうに笑った。
今月5日には誕生日を迎え、気持ちを新たに22歳初陣を迎える。これまでメジャーでの最高成績は23年全英女子オープンの11位。「調子は悪くない。マネジメントをしっかりやって、自分のスイングができたら」と力強く言った。