◇セ・リーグ 阪神4―1ヤクルト(2024年7月10日 甲子園)
ヤクルトが敵地で阪神に逆転負けを喫し、今季初の6連敗となった。先発の奥川恭伸投手(23)は立ち上がりから制球に苦しみながらも5回3安打2失点で救援陣にバトンをつないだ。5回までは1点差で競っていたが、6回に2番手・嘉弥真が2点を奪われて試合の主導権を相手に握られてしまった。奥川は今季3試合目の先発で今季初黒星(2勝)となった。
奥川との主なやりとりは以下の通り。
――登板を振り返って。
「また練習でできていたことが本番でできなかった。思い通りに投げられなかったので、ああいうピッチングになりますね」
――久しぶりの甲子園の大歓声。
「あまり気にならなかったです。それは良かったかなと思うんですけど、とにかく自分の状態を上げることですかね」
――試合開始から首をかしげる場面が多かった。
「相手の打者の特徴だったりとかは頭に入れてやっているんですけど、思ったところにいかないのでどうしても苦しい投球になるというか、初回から思ったようには投げられなかったです」
――原因は?
「またしっかり考えないといけないかなと思いますね。今すぐにというのは難しいですね。どう投げていいか分からないみたいな感じなので、しっかり振り返って次に向けてしっかり調整したい」