C大阪が京都FW山崎凌吾（31）を完全移籍で獲得することが10日、分かった。複数の関係者によると、近日中に正式発表される見込みという。
山崎は今季リーグ12試合出場で、スタメンは4試合。1メートル87の恵まれた体躯と高い足元の技術が持ち味だ。名古屋所属時の21年ACLラーチャブリー戦では日本人2人目のハットトリックを達成した。6月26日の柏戦で負傷交代したが、すでに練習を再開。早ければ20日・新潟戦（ヨドコウ）でデビューする。
C大阪は現在5位。FWレオ・セアラは得点ランキングを独走する16得点を挙げている。だがレオセアラ依存が高く、続くのはMF田中駿太とMFルーカス・フェルナンデスの2得点。シーズン終盤戦で優勝争いに加わるため新たな得点源獲得に動く中、J1通算148試合16得点で周囲も生かせるベテランに白羽の矢を立てた。
◇山崎 凌吾（やまざき・りょうご） 1992年（平4）9月20日生まれ、岡山県岡山市東区出身の31歳。福岡大3年時の13年に鳥栖の特別指定選手に登録され、14年4月の鹿島戦でデビュー。その後は徳島、湘南、名古屋を経て22年から京都に完全移籍で加入した。J1通算148試合16得点。1メートル87、82キロ。利き足は左。