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日大二 50メートル5.8秒の俊足コンビで快勝発進!「特急ひたち」村岡&「ロマンスカー」樋口で3盗塁

スポニチアネックス 2024年7月11日 5時3分

 ◇第106回全国高校野球選手権西東京大会2回戦 日大二10-1東京都市大付(2024年7月10日 府中市民)

 自慢の俊足で流れを引き寄せた。0―1の初回。四球で出塁した日大二の先頭打者・村岡隼人(3年)が、2番・樋口結(ゆい=3年)の2球目に二盗を決めた。その後、同点のホームを踏みしめると、この回3点を奪い逆転に成功。村岡は「どんどん次の塁を狙う意識がチームにある」とうなずいた。

 4回には村岡と樋口がともに盗塁を成功させ、さらに2点を追加。1、2番コンビの計3盗塁が、7回コールド勝ちにつながった。2人は中学時代は陸上部にも所属。50メートル走はいずれも5秒8の記録を持つ。抜群の機動力を称えるべく、斉藤寛文監督は村岡を「特急ひたち」、樋口を「5秒8のロマンスカー」と命名。村岡は「遠征でよく小田急線とかJR線を使うので」と笑みを浮かべた。

 1982年夏を最後に甲子園から遠ざかるが、昨秋の都大会では4強に進出した。樋口は言う。「主将としても、チームをいかにいいムードに持って行くかが自分に求められていると思う」。古豪が聖地への好スタートを切った。(松尾 知香)

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