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松本人志担当弁護士、告発女性に出廷妨害か…週刊文春報道 松本担当弁護士「全く事実に反する」声明文発表

スポニチアネックス 2024年7月11日 5時3分

 「ダウンタウン」の松本人志(60)が女性に性的行為を強要したと報じた「週刊文春」などを相手取った損害賠償訴訟を巡り、松本の代理人の田代政弘弁護士が、被害を告発した女性の出廷を妨害する行為を行っていたと、11日発売の同誌が報じている。これに対し、田代氏は10日、声明文を発表。「全く事実に反する」と報道を全面否定した。

 同誌によると、田代氏が2月下旬、記事内で「A子」とされた女性と親しい男性X氏の勤務先を訪れ「このままでは松本さんはA子さん個人を訴えることになる。A子さんに証人として出廷しないようにしてほしい」と依頼。X氏が断ると田代氏は、A子とX氏の不倫を伝える記事が雑誌に出るらしいと話し「私なら記事を止められる」と“交換条件”を持ちかけたという。X氏はA子との不倫について「ない」と否定している。

 5月上旬には、今度は女性誌の元編集長の女性がやって来て、X氏とA子との不倫の記事のコピーを提示。「うちの社では見送ったが、他社に持ち込めば記事になる」と話した。元編集長は「文春に“記事の一部が誤りだった”と認めてほしい」とした上で、X氏に文春とA子さんの窓口役になってほしいとも依頼。「出廷せずに和解すればA子さんに5000万円でも、1億円でも渡せる」と提示したという。

 同誌はまた、A子が2~6月にかけて探偵業者に尾行されていたとも報道。探偵業者は複数で、そのうちひとつの業者は取材に、松本側から依頼があったことを暗に認めたという。

 これに対し、田代氏側は声明文で「記事にあるような行動を取ったことは一切なく、全く事実に反する」とした。

 声明文によると、検察官時代の先輩にあたるというX氏が、A子と親しくしているとの情報を得て訪問。「先生もご存じの女性が記事に出ているA子さんの可能性がある」として「連絡を取ってほしい」と頼んだ。X氏には「文春には恩義があって裏切れない」と拒まれたという。

 A子とX氏の不倫を報道したいというマスコミがあると話したことについては「念のため、耳に入れておきます」と伝えただけだと主張した。元編集長が“和解金”を提示したという件は「一切関知しておらず、真偽は不明」とした。

 A子への尾行に関しては「私の大切な男性と彼女(A子)が密会する」と日時、場所などが書かれた匿名の投書が2度、勤務する法律事務所に届いたため、調査会社に依頼し調査を実施した。その2通の投書に基づく尾行調査の様子が文春側にキャッチされていることから「週刊文春が(投書に)関与していたのではないかとの疑念が払拭できません」と“疑惑”を訴えた。

 ≪B子は被害を否定?≫週刊文春に最初に被害を告発したのは「A子」と「B子」だった。ただ一連の報道では週刊女性が、告発女性の知人の証言として、告発は被害を受けた友人女性が強引に進めたもので、本人は「被害を受けたという認識ではない」などと周囲に説明していると報じた。本紙取材によると、この女性は文春の記事に登場する「B子」とみられる。

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