◇欧州選手権準決勝 イングランド2―1オランダ（2024年7月10日 ドルトムント）
サッカーの24年欧州選手権（EURO）ドイツ大会は10日、イングランドが準決勝でオランダに2―1で勝利。1―1で迎えた後半アディッショナルタイム、途中出場のFWワトキンス（アストンビラ）が値千金の決勝弾。2大会連続決勝進出を決め、悲願の初優勝へ王手をかけた。
先発出場し前半18分にPKから同点ゴールを決めた主将のFWケーンは、自身に代わって後半36分から途中出場したワトキンスが決勝ゴールを決めたことについて「素晴らしいフィニッシュだった。選手の中には疲れた選手もいたが、あのようなフィニッシュで試合に勝つのは当然だった」と喜び。
スペインとの決勝戦に向けては「信じられないほど厳しい試合になるだろう。本当に難しい試合だ。歴史を作るためのもう1試合だ」と意気込みを語った。
また、フル出場で勝利に貢献したMFベリンガムは「オリー（ワトキンス）が出場して勝利を収めた。僕にはあと30分もプレーできたかどうか分からなかったので、本当に感謝している。彼の活躍を心からうれしく思う。彼はチャンスをものにした。これ以上ないほど誇りに思う。チーム全員が彼の活躍を喜んでいる。彼はヒーローであり、我々を救ってくれた」と感謝感激。延長戦を回避できたことを笑い飛ばした。