◇欧州選手権準決勝 オランダ1―2イングランド(2024年7月10日 ドルトムント)
サッカーの24年欧州選手権(EURO)ドイツ大会は10日、オランダが準決勝でイングランドに1―2と敗戦。優勝した88年西ドイツ大会以来となる決勝進出を逃し、MFシャビシモンズは「この敗北はつらい。本当にがっかりしている」と肩を落とした。
先発出場したシャビシモンズは前半7分、敵陣でボールを奪うと、そのまま攻め上がりペナルティーエリア手前から滑りながら右足シュート。“無回転”でゴール一直線に向かったボールは、相手GKピックフォードの腕をすり抜けネットに突き刺さる強烈な一撃。EURO6試合目の出場で待望の初得点を記録した。
しかし、チームは後半アディッショナルタイムに逆転を許し無念の準決勝敗退。試合後には「試合の大半で、我々はコンパクトにまとまって、相手がミスをするのを待っていた。彼らを倒すチャンスはあったが、最後には少し疲れていた」と落胆。
続けて「この敗北はつらい。私は本当にがっかりしているし、チームもそうだと思う。しかし、これは本当に輝かしい旅の始まりだ。私はチームを誇りに思う」と上を向いた。
クーマン監督はシャビシモンズについて「彼は良いプレーをした。危険な選手で、素晴らしいゴールを決めた。彼はいつも一生懸命働いている。彼には素晴らしい未来が待っているので、彼と一緒にいられて嬉しい」とセンセーショナルだった先制弾を称賛した。