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大谷翔平を空振り三振に仕留めて大ピンチ切り抜けたフィリーズ左腕「最高級の打者。クールなこと」

スポニチアネックス 2024年7月11日 12時31分

 ◇ナ・リーグ フィリーズ4―3ドジャース(2024年7月10日 フィラデルフィア)

 フィリーズのマット・ストラーム投手(32)が10日(日本時間11日)、本拠でのドジャース戦に3番手として4―2の7回1死一、三塁の大ピンチで救援登板。大谷翔平投手(30)、テオスカー・ヘルナンデス外野手(31)の球宴出場コンビを抑えてチームの2連勝、ドジャース3連戦の勝ち越しに貢献した。

 ストラームが投入されたのは2点リードながら一発が出れば勝ち越される1死一、三塁のピンチ。大谷対策としてベテラン左腕が満を持して投入された。大谷をカウント1―2から注文通り、低めのボールゾーンに沈むスライダーで空振り三振に仕留めると、T・ヘルナンデスは速球で右飛に打ち取って本塁を踏ませなかった。

 今季救援として37試合に登板し、4勝1敗、防御率1.56と抜群の安定感を誇るストラームは試合後「ただ自分らしくアタックすること。いつも通りストライクを投げること」を意識していたと説明。大谷を空振り三振に仕留めたスライダーについては「空振りさせていたかどうかに関係なく、あの球はフィリー在籍中に磨いたものだ」と明かした。球宴出場コンビを抑えて勝利に貢献したことには「ファン(の声援)を糧にした。このゲームの中では重要な場面だった。勝ててよかったよ」と満足そうに話した。

 ここまでリーグ最多28本塁打を放っている大谷については「彼はこれまでバットを握った中で最高級の打者だ。(抑えられたのは)クールなこと。ただ、今後も続けなければいけない」とコメント。「それほど称賛する打者との対決は違うものか」と問われると「もちろんだ。私のメジャーキャリア最大級の思い出は、フェンウェイパークで満塁でデービッド・オルティスと対戦したことだ。今夜はそこまでの場面ではなかったけれど、ああいう打者(大谷やオルティス)との対戦は記憶するものだ」と振り返った。

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