ヤクルトの“左腕トリオ”が11日、マツダスタジアムでの先発投手練習に参加した。
12日からの敵地での広島3連戦で先発を予定している石川、高橋、山野がキャッチボールなどで調整。練習に突然、広島のマスコットキャラクター・スラィリーが乱入して“奇襲攻撃”を受ける一幕もあったが、和やかな雰囲気の中でそれぞれが登板に向けた準備を整えていた。
チームにとって敵地での広島戦は今季5戦全敗の鬼門だ。負の連鎖を断ち切るべく、カード初戦は6月27日の前回（マツダ）で広島を相手に6回3安打2失点（自責点1）と好投した石川が先発する。
高橋は開幕直後の4月4日の同戦（マツダ）で7回5安打2失点（自責点0）と好投しており「開幕2カード目のような良い投球ができれば。何とか頑張ってゲームのリズムをつくりたい」と表情を引き締めた。今季は2試合に先発して1勝0敗、防御率2・57と安定感が光る山野も「まずは石川さんが（連敗の）流れを止めてくれると思う。それに乗っかれるように」と意気込んだ。