◇第106回全国高校野球 福岡大会4回戦 東海大福岡7―0博多工(2024年7月11日 北九州市民)
またも快投を披露した。春夏連続出場を目指す東海大福岡は、先発した背番号10の西村壮(2年)が5回1安打無失点と好投。打者18人と対戦して奪った三振は3。5回戦進出に貢献し、「自分の打たせて取るピッチングができた」と満足げに話した。
3回戦の北九州戦で自己最速の142キロを記録するなど、6回参考ながらノーヒットノーランを達成した。この日も最速140キロをマークし、4回まで無安打投球。5回先頭に長打を浴びたが「ちょっとギアを入れた」と後続を抑えた。
昨秋の九州大会は準決勝で明豊に1―5で敗れた。先発で5回2失点と悲観する内容ではなかったが「自分のせいで負けた。(エースの)佐藤(翔斗)さんを追い抜こう」とキャッチボールから一緒に鍛錬を積んできた。
あす13日の5回戦で対戦する沖学園は同じ2年生の最速144キロ右腕、川畑秀輔が主戦投手だ。「春夏甲子園に出て東海凄いなと見せつけたい」。夏の頂点に立つまで負けられない。 (杉浦 友樹)