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ド軍指揮官「シリーズ通して劣勢」今季2度目の4連敗 対フィリーズ戦13年ぶり“被スイープ”の屈辱

スポニチアネックス 2024年7月12日 10時35分

 ◇ナ・リーグ ドジャース1―5フィリーズ(2024年7月11日 フィラデルフィア)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日)、敵地でのフィリーズ戦に「1番・DH」で先発出場。4打数無安打に終わり、5試合ぶりに無安打に終わった。チームは1―5で敗れて今季2度目の4連敗。ポストシーズンの前哨戦となるナ・リーグ東地区首位フィリーズにも今季2度目の同一カード3連敗、フィリーズ戦でスイープされたのは2011年以来13年ぶりの屈辱となった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は「フィリーズはチャンスや我々のミスを逃さずに生かしていた。我々は逆にチャンスを生かせなかった。彼らは我々よりずっと良い野球をしていた。このシリーズは守備も、投手も良い野球ができなかった。状況に応じた打撃など細かい面でも負けていた。勝つために完璧な野球をしなくてはならないと言いたくはないが、そう思えた。ミスを許容する余地があまりなかった。クリス・テーラー、ミゲル・ロハスも競う合うように素晴らしい打撃をしていたことは良かった」と振り返った。

 フィリーズの投手陣については「リリーフ陣は素晴らしかった。シリーズ全体を通して劣勢の戦いだった。彼らに立ち向かっていかなければならなかったが、(先発の)ノラに6回を投げきられた。我々はもっと上手くできたはずだができなかった」と脱帽。今後に向けては「今後に影響を及ぼすとは思わない。明日から好調タイガースと戦う。もっと良いプレーをしなければならない」と気持ちを切り替えるように話した。

 大谷は初回右飛に倒れると、1点を追う2回は1死満塁の好機。しかし、今季10勝を挙げている右腕ノラにボール球になるナックルカーブを振らされて空振り三振。この打席の初球はストライクゾーン表示から大きく外れる内角球をストライクと判定される不運もあった。続くスミスも遊ゴロに倒れて絶好機を生かせなかった。

 ラックスのソロ本塁打で1点を返した5回無死走者なしの場面では、カウント1―2から高めの速球にバットが空を切った。1点ビハインドの6回には中堅・アウトマンがカステラノスが打ち上げた飛球の目測を誤り、そこからマーシュ、ロハスに連続適時打を許した。

 1―4とリードを広げられた7回2死一塁では、前日にも対戦した救援左腕ストラームとの対戦。ここはカウント1―1から泳がされて出したバットがグリップ付近でぽっきりと折れて力ない二ゴロに倒れた。8回は1死満塁の好機を演出したが、ロハスが二直に倒れ、二塁走者のT・ヘルナンデスが戻りきれずに併殺。攻守がかみ合わず、ほとんど見せ場をつくれずに敗れた。

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