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初対戦の大谷翔平から2三振のフ軍ノラ「空振り取れたのはラッキー」リーグ2位11勝目が本拠通算900勝

スポニチアネックス 2024年7月12日 11時57分

 ◇ナ・リーグ フィリーズ5―1ドジャース(2024年7月11日 フィラデルフィア)

 フィリーズのアーロン・ノラ投手(31)が11日(日本時間12日)、本拠でのドジャース戦に先発。6回4安打1失点、9奪三振と好投し、リーグ2位の今季11勝目を挙げた。ポストシーズンで対戦する可能性のあるナ・リーグ西地区首位のドジャースをスイープし、チームに本拠通算900勝の節目の勝利をもたらした。対ドジャースのスイープは2011年以来13年ぶりで、本拠での対ドジャース戦スイープは2008年以来16年ぶりとなった。

 初回にターナーの先制ソロで援護を受けると、2回1死満塁のピンチでは大谷翔平を空振り三振、スミスを遊ゴロに打ち取ってピンチを切り抜けた。この場面について「トラブルを招いたが、満塁の場面で上位打線を相手にダメージなしで脱せたのは大きかった。彼らは粘り、多くの球数を投げることになったが、質の高いストライクを投げてカウントを先行させることを心がけた」とし、対大谷の打席については「コーナーに投げるか、カーブを(ストライクゾーンから)外したかった。(大谷のスイングは)クイックだから、甘い球を投げたくなかった」と振り返った。

 大谷とは3打席対戦し、2三振を奪う完勝。抑えるカギについては「ストライクを先行させることだ。打線全体に対してそうだが、特に上位打線に対してはそうだ。いい打者たちで、有利なカウントではよりいい打者になる。カウントが有利なら投球は容易になるし、選択肢も増える」と明かした。

 この日、大谷の打席で記録した95.2マイル(約153.2キロ)が今季最速。「大谷に投げるのは楽しいのか」と問われた右腕は「彼との対戦はこれが初めてだった。打席での彼は大きく見える。1死満塁で彼を打席に迎えるというのは投手が望む状況ではない。彼のような選手がこれほどのシーズンを過ごしているであればなおさらだ。だからインコースで可能な限り差し込もうとし、空振りが取れたのはラッキーだった」と振り返った。

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