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石川遼 69と伸ばし2試合ぶりの予選通過を確実に「通るか通らないかは自分でも気になっていた」

スポニチアネックス 2024年7月12日 14時10分

 ◇男子ゴルフツアー  長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第2日(2024年7月12日 北海道 ザ・ノースカントリーGC 7178ヤード、パー72)

 初日に88位と大きく出遅れた石川遼(32=CASIO)が、5バーディー、1ダブルボギーの69で回り、通算3アンダーと巻き返した。ホールアウトした時点で33位まで順位を上げ、予選通過を確実にした。

 午前組では大槻智春(34=真清創設)が67と伸ばして通算12アンダーで首位に立っている。

 2打差で平田憲聖(23=ELECOM)と稲森佑貴(29=国際スポーツ振興協会)が続いている。

 石川は前半で3バーディーを奪い、10番でもチャンスを決めて一時4アンダーまで伸ばした。

 しかし16番でティーショットを池に入れてダブルボギーを叩く。予選通過の安全圏から一転、微妙なポジションに。

 それでも最終18番で残り265ヤードから3Wでピン左20メートルに乗せ、2パットで沈めてカットラインのセーフティーソーンに滑り込んだ。

 「2アンダーだとハラハラかなという感じだった。普段通りの攻めができた。少し(ボールが)つかまった分、左に(飛んで)いった」

 3週前のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品で2年ぶりのツアーVを飾り、その勢いで挑んだ次の日本プロでまさかの予選落ち。優勝で得た手応えがもろくも崩れ、迷いが生じた。今週も予選落ちとなれば、迷路にはまる可能性もあっただけに、過去2勝している相性の良い大会で嫌な流れを断ち切った意味は大きい。

 「日本プロでは自分に自信もあったし、頑張んなきゃという思いもあった。でもそんなに甘い世界じゃないし簡単にいくわけでもない。それをいったんゼロからというか、また自分で良い方向に持っていけるようにしないといけない。そういう意味で予選を通るか、通らないかというのは自分でも気になっていた」

 初日はスコアを伸ばせなかったが、この日はその原因をしっかりと修正し浮上のきっかけをつかんだ。

 「ゴルフは全体的に良かった。パー5もうまく攻めることができた。ショットに関しては長い目で見ているところもある。とりこぼしだったり、ボギーを減らすのはいつでも出来ること。その両方にしっかり目を向けていきたい」

 前半は惜しいパットもあった。それがショットとうまくかみ合ってくれば、爆発的なスコアが出る可能性は十分ある。

 「今週はパットのライン(と読みが)合っていない。思ったよりも曲らないとか、曲がってしまうというのがある。でも途中から合い始めた」

 ここから一気に上昇気流に乗っていきたいところだ。

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