昨季で引退した元日本代表主将・長谷部誠氏（40）が12日、出身地の静岡県藤枝市で「蹴球都市Next100 長谷部誠 未来へのキックオフ」と題したセレモニーに出席し、トークイベントも行った。
市から長年の活躍と貢献を称えての感謝状を贈られ、恩師からは記念のねぎらいの花束を手渡された長谷部氏は「支えてくださった藤枝のみなさんに引退の報告ができて良かったです」とこれまでの声援に感謝。9月1日付で、EフランクフルトU―21コーチ就任が発表になり「こちらから選手にアジャストしていきたい」と方針の一端を示した。
藤枝東高の1年後輩で、磐田、藤枝などでプレーした成岡翔氏（40）との対談形式では、約22年間、第一線で活躍を続けた秘訣として「環境に適応できるよう、考えながらプレーしたきたこと」を挙げ、日本代表としてはチームファーストを徹底したことを明かした。
次代を担う世代には、自身の歩みも踏まえ、「今やるべきことをしっかりやることの積み重ねが、大きいことにつながっていくと思います」と助言を送った。