パリ五輪に臨む女子日本代表「なでしこジャパン」は13日、国際親善試合でガーナ代表(金沢ゴーゴーカレースタジアム)と対戦する。12日は試合会場で前日会見が行われた。
1次リーグ初戦のスペイン戦まで2週間を切り、池田太監督(53)は「一人一人の状態やチームとして狙いを確認できればいい」と見据えた。8強入りした昨年のW杯から継続したチーム強化を進めており、今回は総仕上げの場。「想定外が起きたときの対応力というものは試合の中でつけていきたい」と語った。また、1次リーグ3戦目にはナイジェリアと対戦する。同じアフリカ勢とあって「アフリカ勢の身体能力、スピードに対して慣れていくこと」と位置づけた。
パリ五輪前の国内最後となる壮行試合で、元日に発生した能登半島地震の復興支援マッチとして行われる一戦。「ここで試合をしてパリに向かえることは、本当にありがたいと思います。もらった勇気を今度は我々がパリから国民の皆さんに恩返しできるように、勇気の交換ができればいい。選手たちのひたむきな姿を見て何かを感じていただければうれしいです」と力を込めた。