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新潟 序盤の失点防いで主導権奪う 13日アウエーFC東京戦 堀米主将「もう少し堅いゲームに」

スポニチアネックス 2024年7月13日 4時2分

 J1新潟は13日、アウェーでFC東京と対戦する。12日は千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで調整した。計10失点した直近の公式戦2試合は序盤の失点が響き、苦しい展開になった。FC東京戦はチーム一丸で集中力を高めて試合に入り、隙のない戦いで流れを引き寄せる。大量失点での敗戦が続き、選手たちは今まで以上に自分たちに目を向け、ピッチで表現しようとしている。

 前節の鳥栖戦は前半13分、10日の天皇杯長崎戦は同6分に先制された。「入りの部分でふわっとした場面がある。隙を見せて失点している」とFW谷口。序盤のつまずきが、その後の苦しい試合展開につながっている。

 反省を生かし、DF堀米主将は「序盤はもう少し堅いゲームをしたい」と言う。ボールは支配できることから、後半は相手の運動量が落ちる。それも見越して「守備というよりは、ボールの奪われ方に気をつけたい」と気を引き締める。

 守備面に目が行きがちだが、持ち前のスタイルで主導権を握ることが失点を減らす一番の近道だ。リーグ戦3試合連続得点中の谷口は「相手よりゴールを上回れれば、勝ちに持っていける」と強気の姿勢を示す。

 長崎戦は負傷明けのMF宮本、FW長倉が実戦復帰した一方で、DF早川が負傷交代。「引き続き苦しい」(堀米)というチーム状況を好転させるには勝利が欲しい。堀米は「悔しさ、自分たちに対する怒りのエネルギーをプレーの強度に変換してゲームに出せるかが凄く重要」と力を込めた。 (西巻 賢介)

 ○…松橋監督はサポーターの不安を払拭するためにも必勝を誓った。天皇杯長崎戦後には「2試合続けてふがいない試合をした」と珍しく会場のサポーターの前に立ち「立て直す」と声をかけた。大量失点は喫したものの、自信は失っていないと強調し「これまでと真逆に近い姿を見せてしまったことで彼ら(サポーター)を不安にさせてしまった部分もある。もう一回(良さを)試合の中で出していければいい」と話した。

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