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蝉川泰果 8位浮上で今季初Vも視界良好 バーディー合戦予想の決勝R「20アンダーまで乗せていけたら」

スポニチアネックス 2024年7月13日 4時2分

 ◇男子ゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第2日(2024年7月12日 北海道 ザ・ノースカントリーGC(7178ヤード、パー72))

 19位で出た蝉川泰果(23=アース製薬)が69と伸ばし通算7アンダーで5打差の8位に浮上した。2位に入った前週から好調をキープ。週末にチャージをかけ、今季初優勝を目指す。大槻智春(34=真清創設)が67の通算12アンダーで首位。石川遼(32=CASIO)は69と巻き返し、通算3アンダーの34位で予選を通過した。

 激しい伸ばし合いの中で何とかV圏内に踏みとどまった。18番パー5。第2打をグリーン奥まで運んだ蝉川は“OKバーディー”を決めて5打差の8位でホールアウトした。

 「今日はちょっとティーショットが荒れてしまった。もう少し真っすぐ打てていたらもっとチャンスをつくれていた」。1Wが安定せず爆発的なスコアは出せなかったが、それでも前週の日本プロで1打差の2位に入った好調さは今週も変わらない。今季はまだ優勝はないが「結果の割には今年の方が手応えは良い」と振り返る。

 その自信の源になっているのが肉体改造。オフは徹底的に走り込みを行い、シーズンに入ってもトーナメント期間中のジム通いを欠かさない。今週はホテルから15キロ離れた全国チェーンのジムで夕食後に汗を流している。「体が重いなというくらいの方が緊張感が和らぐ」と効果を口にする。予選カットがアンダーパーとなった決勝ラウンドは、バーディー合戦が予想される。「20アンダーの大台まで乗せていけたら」。残り2日、ここから一気にギアを上げていく。 (大渕 英輔)

《稲森“安定”2位》

 ○…“日本一曲がらない男”稲森が2打差の2位と好位置をキープした。フェアウエーキープ率100%の安定したショットを武器に手堅くスコアを伸ばした。「昨日に比べると我慢の展開だったけど、チャンスを4つ決められたので良かったと思います」。午前中は風が強く、対応に苦しむ選手もいたが「僕はシンプルに横風を見ている。要は右から吹いているか、左からかの判断。それに従って打つだけです」と余裕の表情だった。

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