◇第106回全国高校野球選手権兵庫大会2回戦 神戸北4-2神戸(2024年7月14日 高砂)
ベンチ入りメンバー13人の神戸北が、プロ注目左腕の舩見将太投手(3年)を擁する神戸を破った。
殊勲の立役者は4番でエース左腕の2年生・羽村優志だ。打撃では初回に先制二塁打、1―2の4回に同点二塁打を放つなど3打数2安打2打点。
「初回はスライダーに泳がされたけどうまく打てた。4回は初球の真っすぐ。左投手のインコースが苦手なんで練習してきた」
投げては被安打7、132球で完投し「自分がやらんといかんという思い。1番を背負ってる限りは絶対抑えてやると思っていた」とうなずいた。
チームは3年生5人、2年生6人、1年生2人。秋の新チームは部員不足となり、来春には神戸甲北との統合が決まっていることから、単独チームでの出場は今回が最後になる。
「3年生とまだまだ野球したいんで、負けていられないです」と羽村。1日でも長い夏を過ごすため、投打に奮闘するつもりだ。