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石丸伸二氏 政治改革へ「政治のエンタメ化必要」 広島1区出馬発言「政治に緊張感もたせたかった」

スポニチアネックス 2024年7月14日 15時50分

 前安芸高田市長で、東京都知事選で次点だった石丸伸二氏(41)が14日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会」(日曜後1・30)に出演し、社会の活性化のために「政治のエンタメ化が必要」という考え方を示した。

 開票速報後の会見などで「岸田首相の選挙区、広島1区での出馬の可能性」について言及した石丸氏。その意図について「政治に緊張感をもたらせられるんじゃないかと考えた。例えば立憲の泉代表の京都3区でもいいし、維新の馬場代表の大阪17区でもいいんですが、言うだけでニュースになるじゃないですか」と話した。

 これに前明石市長の泉房穂氏が反応。「なぜ、そんなに人の目をひくことばかり言うのか」と批判的に質問すると、石丸氏は「僕は政治のエンタメ化が必要と考えていて、茶化そうとかフザけようという意味ではなくて、真剣にみんながそれに関心を持つという意味です。その逆が今の若者の政治離れ、つまんないから見ない、見ないから分からない、分からないから政治が緩んできた。それがこの何十年なのかなと思う、自分はそれじゃないやり方を探したいんです」と、その意図を語った。

 泉氏は「今の国民の負担増をやめさせて、国民に安心を与えるような政治をするとか、今の金権政治にメスを入れるとか、目的がはっきりしていないとダメなのでは」と批判。すると、石丸氏は「目的は泉さんのおっしゃる通り。ただ、それは当たり前の話じゃないですか。行政の役割は弱い人を救うことですが、その当たり前の目標を達成してないわけじゃないですか。だから、そうなるような手段を考えるべきなんじゃないですか」と、政治への注目度を上げることが政治改革への近道という考えを示した。

 同番組は大阪の読売テレビが制作しており、橋下徹氏以降、改革路線の府政が続いていることから、番組司会の黒木千晶アナウンサーが「ちなみに大阪府知事とかに興味はないですか?」と質問。石丸氏は「興味はないですけど、可能性はある」と話し、スタジオをざわつかせたが、「被選挙権はここにいる皆さんあるので」と、このときばかりは原則論を唱えていた。

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