◇大相撲名古屋場所初日(2024年7月14日 ドルフィンズアリーナ)
東前頭12枚目の朝乃山(30=高砂部屋)は西前頭11枚目の錦木(33=伊勢ノ海部屋)をすくい投げで破り、白星発進した。富山出身で、名古屋場所は“準ご当地”だけに大きな拍手と歓声を浴びた。
立ち合いの差し手争いは得意の右を差せず、錦木に浅い左差しを許した。そして左も、さわった前みつを取れず、やや遠い上手をつかむ劣勢に。それでも右を巻き替えると、相手が出てくるタイミングで、すかさず右すくい投げで転がした。
大関時代に後援会関係者から贈られたという明るい緑色の締め込みをこの日は着用。イメージ一新し、夏場所全休から再出発の場所に臨んでいる。