◇パ・リーグ オリックス5―1ロッテ（2024年7月14日 ZOZOマリン）
カード3戦目に勝利して同一カード3連敗を阻止したのはこれで今季5度目。22年8月2～4日西武戦以来の“3タテ”をまたも回避したオリックス・中嶋監督は、「たまたまですね」とあっさり語ってみせた。
先発の斎藤が初回に3四球を与え、犠飛で1失点。「あのままストライク入らんかったら、どうしようかと」と3連覇に導いた指揮官も焦りを抱えたが、初回終了後に投手コーチを介して助言した。「どうしてもランナーを出すと難しくなるので、そこは我慢ですね。もう一回、次に向けてしっかりやっていかなきゃいけないところかなと思います」と、高卒2年目右腕の背中を押した。
2戦連続零敗を喫していた打線も、この日は7安打で5得点と効率的に得点を重ねた。「1（番）から4（番）までしっかり攻撃したと思います」と中嶋監督。決勝ホームランの西川は2日前の試合でフライを落球して決勝点につながる失策を記録していた。指揮官は「本当に取り返していくしかないんで、みんなが」と汚名返上の一打に目を細めた。
来日初昇格即スタメンのトーマスは4打席ともフライアウトに倒れた。指揮官は「風がなかったら、もうちょっと（打球が）飛んでるのかなと。いきなりガッツリ打てとは思わないし、1試合前にガンガン打った外国人選手って、なかなかすぐグイッと落ちますんで。徐々にいきましょう」と見守る構えを示した。