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あっぱれ!大勝発進 大体大浪商が45年ぶり夏の甲子園へ OBの張本勲氏らから激励と大量の差し入れ

スポニチアネックス 2024年7月15日 5時33分

 ◇第106回全国高校野球選手権大阪大会2回戦 大体大浪商10―0桃山学院(2024年7月14日 シティ信金スタ)

 創部100周年を迎えた大体大浪商が桃山学院を5回コールド勝ちで下して3回戦に進んだ。

 大先輩に「あっぱれ!」と言わせてみせる。春夏通算32回(春19、夏13)の甲子園出場を誇る大体大浪商が、牛島和彦―香川伸行のバッテリーで甲子園を沸かせた79年以来45年ぶりとなる夏の甲子園へ、5回コールド勝ちで第一歩を踏み出した。

 2年生左腕・平野翔大と浅井迅(3年)の継投で5回を無失点に抑えると、3回に打者14人で6安打と攻撃での集中力を発揮。一挙8点をスコアボードに刻んだ。「勝つことで成長していくチーム。今年の大阪は混戦といわれている。ウチもそこに割って入る手応えはある」と三重高監督時代の14年夏に甲子園準優勝を経験し、昨秋に母校に復帰した中村好治監督は夏に勝負をかけている。

 野球部は今年が創部100周年。同じく100周年を迎える甲子園への出場は張本勲氏、牛島和彦氏らOBの悲願でもある。張本氏らの代のOBがトラック2台分の米、60人分のステーキなどを差し入れ、「オレに“喝!”と言わせないように」と張本氏も中村監督を通じて選手にメッセージを寄せていた。

 昨秋の大阪大会準々決勝では大阪桐蔭に4―5と接戦。奥野諦河主将(3年)も「勝つチャンスはあると感じている。先輩たちの思いに応えたい」と、きっぱり。今秋に予定される創部100周年の祝宴に甲子園出場で花を添える。 (鈴木 光)

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