◇セ・リーグ 阪神6―2中日（2024年7月14日 バンテリンD）
絶好調の若虎が試練の一日を過ごした。自己最長の11試合連続安打中だった阪神・小幡は、4打数無安打。さらに攻守で痛いミスを犯すなど精彩を欠いたものの、23歳は必死に気持ちを切り替えた。
「今日はいろんな人に救ってもらいました…」
遊撃守備では6回無死一塁で福永のゴロをはじいてピンチを広げた。それでも先発の西勇がその後の1死満塁の窮地を無失点と力投。打撃でも延長10回の無死一、二塁で迎えた第4打席に投飛で送りバントに失敗後、原口が勝ち越し打を放つなど先輩たちがミスをカバーしてくれた。
試合後は厳しい表情を崩さなかったものの「明日からまたいっぱい打てるように頑張ります」と決意を新たにした。（遠藤 礼）