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横浜 キューウェル監督の解任濃厚 連敗4でストップも…守備面改善できず成績不振で

スポニチアネックス 2024年7月15日 3時3分

 ◇明治安田J1リーグ第23節最終日 横浜4-1鹿島(2024年7月14日 日産ス)

 横浜のハリー・キューウェル監督(45)が成績不振により解任される可能性が高まったことが14日、分かった。この日は鹿島に4―1で勝利し連敗を4でストップ。だが複数の関係者によれば求心力低下やスタッフとの意見相違もあり、スポーツダイレクターを兼ねる中山昭宏社長(57)が最終的に苦渋の決断を下したもようだ。

 キューウェル監督は今季、セルティックのコーチから新任。現役時代は“オズの魔法使い”の異名を取った元スター選手で、強いカリスマ性を持つ。横浜でもクラブ最大の強み「アタッキングフットボール」を継承しつつ、昨季同様の4―3―3でも中盤の3人を逆三角形に配置した新システムに着手。だが攻撃に加わる枚数を増やした一方で、守備面で生まれた隙は最後まで修正できなかった。

 ACLこそ準優勝の実績を残したが、決勝も2戦合計6失点。ケガ人に泣かされた側面もあったが、指揮官としての経験不足は否めなかった。関係者によれば後任はヘッドコーチのジョン・ハッチンソン氏(44)が昇格する見通し。リーグ優勝5回を誇るJリーグ屈指の名門が、シーズン半ばにして早くも岐路に立たされた。

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