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古江彩佳がメジャー初V 悔しいパリ五輪代表争いを乗り越え「同じフランスで凄く気持ちを晴らせた」

スポニチアネックス 2024年7月15日 4時44分

 ◇米女子ゴルフツアー エビアン選手権最終日(2024年7月14日 フランス エビアン・リゾートGC=6527ヤード、パー71)

 最終ラウンドが行われ、1打差2位から出た古江彩佳(24=富士通)が1イーグル、6バーディ、2ボギーの65で回り、通算19アンダーで逆転してメジャー初制覇を果たした。22年スコットランド・オープン以来の米ツアー通算2勝目。日本勢では1977年に全米女子プロを制した樋口久子、19年の全英女子オープン優勝の渋野日向子、21、24年の全米女子オープンを制した笹生優花に続く4人目のメジャー覇者となった。

 首位タイで迎えた18番パー5。右のファーストカットからの第2打目は残り175ヤード。古江は6番アイアンを手にし、思いっきり振り抜いた。思いは届き、グリーン手前の池をギリギリ越えて2オンに成功。最後は3メートルのイーグルパットを沈め、澄み渡る青空に右手を突き上げた。

 「やっぱりプレーオフに持ち込みたくないと思って入れるしかないと思って入ったのが良かったです」

 最終日の優勝争いは熾烈を極めた。古江が3番では2メートル、4番では1・5メートルを沈めて連続バーディーを奪うと、同組の2人も同じようにバーディーを取り首位に3人が並ぶ展開。しかし古江は4番で3パットのボギーを叩き、一時は3位に後退した。それでも、14番からの3連続バーディーで再び首位と1打差に浮上すると、「本当にラッキーだったなっていうので、まだまだこの大会の神様から諦めるなという思いを感じながら」と最後まで攻めのゴルフを貫いた。

 パリ五輪は最後に逆転されて2大会連続で出場を逃したが、くしくも同じフランスでメジャー制覇を達成。「悔しさはやっぱりあったので、同じフランスというところで優勝できたのは凄く気持ちを晴らせた」と古江は最高の笑顔で語った。

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