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野口健氏 富士登山の死亡事故多発、救助要請増加に「天候が悪ければ登山道の閉鎖を検討すべき」

スポニチアネックス 2024年7月15日 9時4分

 アルピニスト・野口健氏(50)が15日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。山開きして以降、登山客の遭難や救助要請が相次いでいることに言及した。

 3連休初日の13日は、断続的に雨が降り、視界不良で転倒の危険や体調不良にもなりやすい状況で、登山者の救助要請が4件あった。

 また、14日午後0時40分ごろには、静岡県の富士山須走ルートの8合目付近登山道で、男性が倒れているのを登山客が発見し、山小屋の従業員を通じて消防に通報。県警御殿場署によると、所持品などから60代とみられ、心肺停止の状態で、その後死亡が確認された。目立った外傷はない。男性は1人で登山していたといい、署が身元や死因を調べている。このほかにも富士山の静岡県側では10日の山開き以降、登山客が死亡するケースが相次いでいる。

 野口氏は、この状況に「天候が悪ければ登山道の閉鎖を検討すべき。高尾山に登る感覚で富士山に来る人が多い。風速、気温、雨量を合わせた安全基準を作り、危ない状況と判断されたら登山道を閉鎖。登山者の自己判断能力にはもはや期待しない。残念極まりないが富士山はそこまでしないとダメなのかも」とつづった。

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