パリ五輪に出場するサッカー男子U―23日本代表の国内組の選手たちが15日、フランスに向け羽田空港から出国した。エースのFW細谷真大（22＝柏）は五輪代表ジャージーに身を包み、「楽しみですし、日本のためにしっかり戦っていきたい」と決意を新たにした。
リーグ名古屋戦から一夜明けたこの日は、日本時間早朝に行われた欧州選手権決勝を試合途中から観戦。優勝したスペインは自身より年下の選手の活躍も目立ち、「やっぱり年代は関係ないと思いましたし、負けていられない」と刺激を受けた様子だった。
五輪も世界中の注目を集める大舞台。得点王を目標に掲げるストライカーは「自分の名前を世界に売りたい」と気合十分に語った。今後は五輪前最後の国際親善試合となる17日のU―23フランス代表戦を経て、24日に1次リーグ初戦パラグアイ戦に臨む。「チーム全員で連係を合わせていくことが大事だと思う。フランスも強豪。そこで一つ勝てれば自分たちも自信がついて、うまく初戦に入れると思う」と本番モードで見据えた。