歌手の大貫妙子(70)が15日、東京・新宿の東急歌舞伎町タワー内の109シネマズプレミアム新宿で「UTAU」のアナログ盤とブルーレイ発売記念イベントに出席した。
昨年3月に亡くなった世界的音楽家の坂本龍一さん(享年71)と2010年に発売したコラボレーションアルバム「UTAU」を初めてアナログレコード盤化。坂本さんが手がけてきた楽曲に、大貫が詞を付け加えて生まれた作品。
制作のきっかけについて「坂本さんのマネージャーが、坂本さんに“この日程が空いてるから大貫さんと何かしてみたら”という提案からでした」とにこやかに振り返った。具体的な作品のイメージはなかったといい「人を集めるのは大変だから、シンプルな歌とピアノでやろうと決めました」。最小限の人数でやるという決意からだった。
レコーディングは、札幌市にある芸森スタジオで10日間にわたって行われた。自然あふれる森の中にあるスタジオで「都会とは違う空気感で、坂本さんは大好きな朝ドラ観ながらご飯食べたりとプライベートのような感じでしたね」と懐かしんだ。
イベント後にはコンサート映像「UTAU LIVE IN TOKYO 2010」(25日まで)が上映された。