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桂文枝「次は米寿を目指しますので…」袴の色は黄色からベージュ色へ

スポニチアネックス 2024年7月15日 21時6分

 桂文枝(80)は15日、大阪ミナミのなんばグランド花月で「傘寿を越えて 文枝自選集・華麗なる独演会」を開催。80歳最後の日の舞台を前に会見で「(次は)米寿を目指して。(新作落語を)500作を作るんで、それに向かって頑張りたい」と語った。

 81歳の誕生日を迎える16日の前夜に、傘寿の1年間を締めくくる高座。「妻の旅行」、最新の327作目「約束」、「涙をこらえてカラオケを」の3作を披露した。「最近はいつも2作だったけど、(担当マネージャーが)部長になったんで」と3作に挑戦した。

 前日はほぼ徹夜。「最近、物忘れがひどくなって。新作の“約束”と3年半ぶりの最後の1席が不安で」。21年1月24日に妻の河村眞由美さんが67歳で、翌25日に母・治子さんが99歳で相次いで亡くなり「3年半は人が亡くなるネタは封印していた」という。傷心も少しづつ癒え、今回、大作を復活した。

 黄色の羽織に茶系の袴姿。「黄色は傘寿の色です。次は米寿を目指しますので、あすからベージュ色の羽織で」と枕で笑わせた。人気女流落語家の桂二葉(37)、林家つる子(37)が登場して花を添えた。「体力と声がもつかどうか。死力を尽くします」と公演前は心配顔だったが、両手に花の3作計100分間の熱演となった。

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