◇セ・リーグ 阪神2―0巨人(2024年7月15日 東京D)
阪神・近本が5試合、20打席ぶり安打で先制の口火を切った。4回先頭で赤星にカーブ2球で追い込まれた後、3球続いた外角カーブを中前へ運んだ。
「2球でツーストライクを取られたので、いいコースだったので仕方ない。切り替えていきました」
続く中野との間ではランエンドヒットの遊ゴロで二進。野口の三ゴロでは「いけると思ったのでいった」と岡本和の一塁送球を突いた好スタートを切って三塁を奪った。巨人バッテリーにミスができないプレッシャーを与え、大山の先制二塁打へつなげた。
8回にも中前へはじき返して5試合ぶり今季23度目のマルチ安打。「ヒットが出ているかどうか」と完全復調へ安打量産を見据えた。(石崎 祥平)