ホワイトソックスのギャレット・クロシェット投手（25）が15日（日本時間16日）、テキサス州アーリントンで16日（同17日）に開催されるオールスター戦の前日会見に参加。自身のトレード報道に言及した。
米メディアの報道では、今夏のトレード期限までにトレードされる可能性があるとされており、その移籍先候補にドジャース挙がっているという。これに対しクロシェットは「とてもクールなことだ」と関心を示しつつも「日々、過ごしている中でそのような事は考えないし、意識していないけど、今はホワイトソックスのために打者に打ち取ることに集中している」と話すにとどめた。
そのドジャースに対しては6月24日に対戦し、5回2/3を投げ5安打、6奪三振で無失点に封じた。これには「僕が対戦したときはムーキー（ベッツ）がいなかったし、怪我人も他にいた。ドジャースには後に殿堂入りするような選手が何人もいるんだ。とても脅威だ。でも僕にとっては常にストライク先行で投げることが使命。そうすれば良い打者でも抑える可能性が高くなる。１ボールから入るか、１ストライクから入るかは大きく違う」と謙虚に話した。。
また、その試合で大谷に対しては空振り三振、遊ゴロ、見逃し三振と完ペキに抑えている。大谷を抑える秘訣を問われると「彼（大谷）は良い打者。でもどの打者でも同じだけど、自分のベストを尽くすしかない。良い投球をして、信念を持って投げるだけで、うまくいくこともある」と明確な答えは出さなかった。
今季はこれまでで6勝6敗、防御率3・02と上々の成績。大谷と同じチームの一員となるかはともかく、ド軍戦で快投を演じた左腕は現段階では質問をけむに巻いていた。