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クワン、イエリチら日系選手が語る侍ジャパンへの思い「ぜひ出たい」「興味を持ってくれること自体すごい」

スポニチアネックス 2024年7月16日 11時2分

 レンジャーズの本拠、テキサス州アーリントンでで15日(日本時間16日)、オールスター戦の前日会見が行われ、日系選手たちが侍ジャパンへの思いを語った。

 母方の祖父母が山形出身の日系3世として知られるガーディアンズ・クワンは侍ジャパンのメンバーとしてWBC出場へ意欲を問われ「もしも機会があったら、ぜひとも参加したい」と意欲満々。「前回も出たかったけど、規則の問題で叶わなかった。(制度が)変わるのであれば、ぜひ出たい」と規則変更を願った。

 WBCに日本代表として出場したいと思うようになったきっかけについて「2009年のWBCの試合をLA(ロサンゼルス)で見た時」と振り返り「私は北カリフォルニア出身で、南カリフォルニアまで試合を見に行った。日本代表の帽子を買った。当時から(WBC出場に)惹かれていた」と現地観戦したことがきっかけで侍ジャパンに憧れるようになったと語った。

 クワンは現在、打率・352でア・リーグ首位打者に立っている。22年9月に当時エンゼルスの大谷翔平に侍ジャパン入りを誘われ快諾。昨春WBCでは予備登録メンバーに入っていた。ただ、代表資格を得るためには本人、もしくは両親のどちらかが日本生まれの必要があったが、母は米国生まれだったため資格を得られなかった。

 また、母方の祖父が日本人の日系3世であるブルワーズのクリスチャン・イエリチも日本代表でのWBC出場への意欲について「どうなるか様子を見てみよう。数年後の3月に身体がどういう状態かはわからない」と32歳である現状を踏まえ慎重姿勢。その上で「ただ、代表チームの一員として考慮されることは常に名誉だ。特に日本は多くの良い選手を持ち、素晴らしいチームを構成してきた。だから彼らが興味を持ってくれること自体がすごいことだ」と語った。

 イエリチは2018、2019年と2年連続で首位打者を獲得。今季も打率・326でナ・リーグトップに立っており、初の首位打者を狙うドジャース・大谷翔平にとって手ごわい相手となっている。

 昨年のWBCで世界一に輝いた侍ジャパンではカージナルス・ヌートバーが日本代表初の日系メジャーリーガーとして出場した。

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