Infoseek 楽天

オリ・太田、延長10回に値千金のV打!「最後甘い球がきて仕留められた」得点圏打率4割超え男が反攻誓う

スポニチアネックス 2024年7月17日 5時47分

 ◇パ・リーグ オリックス2-1西武(2024年7月16日 ベルーナD)

 勝負強さを増す若武者が、値千金の決勝打だ。オリックス・太田が延長10回に決勝の左前適時打。今季31打点でチーム打点王の高卒6年目内野手が、爽やかに汗を拭った。

 「2アウトから(福田)周平さんが出てくれて、何とか1点をと思って。最後甘い球がきて、それを仕留められてよかったです」

 10回2死二塁。持ち味の逆方向への意識を持ちつつ、4番手・松本の浮いたカットボールを痛烈に引っ張った。「球種にもよりますけど、しっかり振り切れた分、あそこに飛んでくれた」。歓喜に沸く一塁ベンチ側に向けて、力強く右拳を突き上げた。

 得点圏での打率は・404を誇り、これで勝利打点は今季6度目だ。「チャンスは自分のチャンスだと思って、プラスに捉えて打席に立てている」と、既にキャリアハイの出場試合数を積み重ね、昨年までのマイナス思考に別れを告げた。「1年通してやって、初めてそういうことを言える。まだ早い」と厳格な中嶋監督も、「何とかしてくれそうな雰囲気は持っています」と目を細めた。

 最下位の西武相手に連敗を阻止し、3位・楽天とも0・5差に。「なかなか点が取れていないので、もっともっと点が取れるように」。5月17日に再昇格した際に「自分がチームを引っ張るぐらいの気持ちでいきたい」と誓った背番号31が、さらなる反攻へと導く。(阪井 日向)

この記事の関連ニュース