将棋の第65期王位戦7番勝負第2局は17日午前9時、北海道函館市の「湯元 啄木亭」で始まった。
先手番で挑戦者の渡辺明九段(40)、現在4連覇中の藤井聡太王位(21)ともに飛車先の歩を突くスタート。戦型は相掛かりとなった。
6、7日に愛知県名古屋市で行われた開幕局は千日手指し直しの末、藤井が逆転で先勝した。
藤井は今シリーズを制すと5連覇となり、棋聖位に続く2つめの永世資格を獲得する。
王位戦初出場の渡辺はタイトル獲得31期の強豪。昨年の名人戦(対藤井)以来、通算45回目のタイトル戦登場だ。
持ち時間は60秒未満切り捨てのストップウオッチ計測で各8時間。終局は18日夕刻以降の見込みだ。