湘南のFW福田翔生（23）が次戦20日のアウェーG大阪戦でのきょうだい対決に目を向けた。実兄・湧矢（25）はG大阪のMFで、ケガで戦列を離れていたが、このほど復帰。対戦実現の可能性があるからだ。「ガンバ戦は自分の中では特別な試合、わからないが、兄が出てくれたらうれしいが。対決、やりたいです」と、心待ちにした。
福田は昨夏、J3のYS横浜からJ1の湘南に2階級特進の移籍、今季は大橋が移籍したが、その穴を見事に埋めている。この日もフォーメーション練習では、前線で走り回り、存在感を見せた。「やることは変わらないし、やり続ければ結果もついてくる。ゴール以外でも、チームに貢献できるので、突き詰めていきたい」と、前向きだ。5月25日の磐田戦以来ゴールから遠ざかっているが、豊富な運動量で前線で攻守に走るプレーはチームの大きな力になっている。さらに兄・湧矢の存在も大きく、毎試合のように試合の感想をメールしてくれるなど、福田を支えている。そして、兄との対決が夢だった。チームがJ1に残留するためにも福田の活躍は欠かせないが、まずは兄の前でゴールを決めたいところだ。