◇セ・リーグ 広島3-0DeNA(2024年7月17日 横浜)
広島は17日にDeNAを3―0で破り、2位に再浮上した。ジェイク・シャイナー内野手(28)が7回2死二、三塁から中堅左へ先制の決勝1号。森下暢仁投手(26)は7回無失点の力投で7勝目を挙げた。2位に再浮上し、新井貴浩監督(47)は次の通り振り返った。
――シャイナーに来日1号が出た。
「興奮しましたね。エキサイティングなホームランでした」
――無死二、三塁の好機が2死になった状況で大きな本塁打。
「その通り。何とかランナーを還してくれと。打つしかない状況だったのでね。何とか、シャイナーが還してくれてと思っていたら最高のホームランを、エキサイティングなホームランを打ってくれました」
「でも、森下が本当、今日も素晴らしいピッチングだった。ピンチを抑えて。森下のピッチングがシャイナーのホームランを呼んだのかなと。それくらい素晴らしいピッチングでしたね。横で見ていても、真っすぐが糸を引いていたもんね。いつもいいけど、今日特にスゴい真っすぐ投げているなと感じました」
――立ち上がりかカーブ、チェンジアップなど遅い球種も生きた。
「真っすぐがよかったからね。(勝因は)森下のピッチングでしょう」
――森下を打順8番で起用。
「(東は)8勝0敗でしょう。タフなピッチャーなのでどうしようかと思ったけど、いろんなシチュエーションを想定して。その(8番の)前に(走者が)出たら森下が送ってアツとかね。いろいろできるので、今日は8番に森下を入れてみようと思って、いろいろやってみたいなと思って」
――8回は森浦が完璧な内容。
「本当に今年ずっと素晴らしいピッチングなので。去年スゴく悔しいシーズンだったと思うので、彼には今シーズン始まるとき、キャンプで“今年も期待しているぞ”と言ったんだけどね。本当期待通りのピッチングしてくれた。安心して彼をコールしています。ナイスピッチングでした」
――シャイナーは本塁打の前の打席も安打が出た。
「一生懸命に取り組む。今日もヒットで思い切りいってセカンドでアウトになったけど、一生懸命、真面目に取り組む選手。今日のホームランを自信にしてもらいたいし、またどんどん打ってもらいたいですね」
――東に黒星を付けた。
「今日の勝ちはスゴく大きいと思う。こっちも森下だったんで、何としても勝ちたいと思っていた。アタマ取られて、昨日(16日)は雨で中止。今日は何としても…と思っていた。選手もそういう気持ちでいてくれていたと思うんですよね。それが、こういうみんなの頑張りで勝てたのかなと思います」
――次が球宴前最後の3連戦。
「前半戦残り3つなので、いい形で前半戦を終えられるように、甲子園で前半戦の残り3つ、頑張りたいと思います」