◇セ・リーグ 阪神3-4巨人(2024年7月17日 東京D)
紙一重の当たりだった。8回2死、佐藤輝が左腕バルドナードの4球目、外角154キロ直球を捉えた当たりは左翼後方へ伸びたが、ポール際ギリギリのファウルに。そして次のスライダーに空振り三振を喫した。自身も手応えを感じていた一振りを「何なんすかね…スイングが遅いんすかね。あれがファウル…ちょっとキツいっすね」と悔しがった。
2回、先発左腕の井上の外角スライダーを仕留めて左中間への二塁打とし、2点先制の口火を切った。13日の中日戦から4番に座り、5試合で19打数5安打(打率.263)。4試合で安打を記録し、無安打だった前日も2四球を選んでいる。「(全体的に)内容は悪くないけど、もう一本ほしいので」と、さらなる奮闘を期した。(大林 幹雄)