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ドジャースのリーダー・大谷翔平への期待 責任追及にさらされ指揮官を救えるか 地元紙コラムニストつづる

スポニチアネックス 2024年7月18日 9時23分

 ドジャースのリーダーである大谷翔平投手(30)について、ロサンゼルスタイムズ紙のコラムニスト、ディラン・ヘルナンデス記者がシーズン後半に向け期待をつづっている。

 デーブ・ロバーツ監督にとって、例年より早く10月が訪れたと書く。同監督は世界一を逃すたびに10月に非難にさらされてきた。それが今年はドジャースがオールスター休暇前の最後の7試合のうち6試合で敗れたため、責任追及が早く始まった。

 試合後、ドジャースが負けるといつも監督への苦情が寄せられるが、前週はそのような内容の電話の数が増加。他のファンたちはソーシャルメディアで不満をぶちまけた。

 しかし、大谷はオールスターの会場で監督を弁護した。指揮官との関係を「素晴らしい」と言い、「選手個人、個人と会話の多い監督だと思う。僕自身も助けられている部分はたくさんあります。チームのトップの1人として毎試合集中して臨んでいる」と称賛した。

 これからもドジャースが苦境に立たされるたびに、大谷は繰り返し、ロバーツ監督について尋ねられることになる。大谷は、既に理解している。米国で2番目に大きな市場のナンバー1のスポーツフランチャイズのために、初めて本格的なペナントレースを経験しようとしている。要求は大きい。世界一になれなければ失敗とみなされる。「ファンの人たちも含めて熱いチーム。もちろん勝つチームは1チームしかいないので毎年それ以外のチームは失敗したと思っている。ポストシーズンに進出できたチーム、できなかったチーム、その1点は変わらないと思います」。

 ドジャースはもともと健康面でリスクのある先発ローテーションを組み立てた。結果、負傷者が続出し、ロバーツ監督は予想以上に多くのブルペンゲームを指揮し、マイナーリーガーの緊急昇格に頼らざるをえなかった。

 それでも、チームはナ・リーグ西地区で2位に7ゲーム差をつけている。大谷はチームの現在の下降トレンドを逆転させることができると前向きだ。「このオールスターブレークをきっかけに、また新たな気持ちで再開したいなと。ケガしている人たちも帰ってくるので、そういう選手たちと一緒に後半戦頑張りたいと思います」。ドジャースは大谷を頼りにしている。レギュラーシーズンはあと65試合残っている。大谷の待ち望んだ10月の瞬間は近づいている。

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