将棋の第65期王位戦7番勝負第2局は18日午前9時、北海道函館市の「湯元 啄木亭」で第2日が始まった。
挑戦者・渡辺明九段（40）の封じ手（53手目）は角交換を促す本命手。4連覇中の藤井聡太王位（21）は応手で交換に応じ、両者の駒台には再び角が乗った。
6、7日に愛知県名古屋市で行われた開幕局は千日手指し直しの末、藤井が逆転で先勝。今シリーズを制すと5連覇となり、棋聖位に続く2つ目の永世資格を獲得する。
王位戦初出場の渡辺はタイトル獲得31期の強豪。昨年の名人戦（対藤井）以来、通算45回目のタイトル戦登場だ。
再開時の消費時間（各8時間持ち）は渡辺が3時間37分、藤井が3時間52分。終局は18日夕刻以降の見込みだ。