ザ・ドリフターズの加藤茶（81）と高木ブー（91）が18日、都内で行われた「ザ・ドリフターズ展」オープニングセレモニーに出席した。
会場には思い出の数々が展示され、加藤は「こんなにいっぱいあると思わなかった」と感慨深い様子。それでも「私たちに分からないようにずいぶんもうけていたんだなと。かなりの売り上げだと思うんですけど、全部（手元に）きませんでした」とジョークは健在。
結成から60年という長い年月の中で、特に印象に残っているのは志村けんさんとの「階段落ちのコント」と振り返る。全てアドリブだったといい、「いい相方を亡くしました。俺がボケても必ずツッコんでくれるので、すっごい気持ちいい。どんなボケでもバチッとやってくれるので。もう、ああいうコントが出来なくなっちゃったね…」と相棒をしのんだ。
ドリフは今でも大人気。「携帯でみれるようになって子供もたくさん見てくれている」と実感している加藤。ただ、「大人にウケないと子供も笑わないから、大人に絶対ウケるように頑張ろう」が基本だったという。「子供に媚びるのはやめようぜ」という決意で、幅広いファンの心をつかんだ。
展示場には加藤が製作した「ぺ像」やハゲズラ初号機など、加藤の自宅から発掘した貴重な品々も並んでいる。
「結成60周年記念ザ・ドリフターズ展～発掘！5人の笑いと秘宝たち～」は東京・松坂屋上野店で18日より開催される。今後は8月7日から21日まで新潟・新潟伊勢丹、10月30日から11月11日まで大阪・阪神梅田本店で開催予定だ。