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ブラックペアン2に「リアリティない」の声…監修外科医が詳しく説明「これ以上のリアリティどこにある?」

スポニチアネックス 2024年7月18日 10時32分

 嵐・二宮和也(40)主演のTBS日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」(日曜後9・00)の第2話が14日、放送された。二宮演じる天才医師・天城雪彦による外科手術「ダイレクトアナストモーシス」が鮮やかに映し出され話題に。一方で「神業すぎてリアリティーがない…」という声も上がった。これらの声に対し、同作の医学監修を務める心臓外科医・山岸俊介氏がSNSで説明した。

 <以下、ネタバレあり>

 2018年4月期に同枠で放送された「ブラックペアン」の続編。シーズン1から6年後の世界を描く。二宮は、シーズン1で演じた天才的な技術を持つ外科医・渡海征司郎ではなく、今作では人も金をももてあそぶ悪魔のような世界的天才外科医・天城雪彦を演じている。

 天城が東城大学医学部付属病院にやってくるところからスタートした第2話。入院患者には、資金が足りずスナイプ手術を受けられずにいた、洋菓子店を営む繁野(誠直也)がいた。その娘・麻美(蘭寿とむ)は、繁野自身が独自開発した大人気商品であるアップルパイのレシピと販売権を売ることで資金を調達しようとする。だが、それを知った繁野とその孫の結衣(堀越麗禾)は猛反対。そんな中、繁野が助かるためには莫大な費用がかかる天城のダイレクト・アナストモーシスを受けるしかないことが判明。天城はなんと、まだ13歳の結衣に手術を受けるための賭けを持ちかける…という展開。

 結衣は賭けに勝ち、繁野はダイレクト・アナストモーシスを受ける。紆余曲折がありながらも、手術は成功。無事に退院した。

 天城しかできない「ダイレクト・アナストモーシス」という手術。同作ではシーズン1から手術シーンを丁寧に描かれているが、今作では「リアリティがない」などと一部から声が上がった。

 これらの声に、シーズン1でも医学監修を務めた山岸氏が反応。「リアリティがないという 一部記事や一部医療従事者の反応が本当の天才心臓外科医を前にした時の反応と一緒だということが嬉しい、、、ありがとうです」とつづった上で、「心停止のダイレクトアナストモーシスのシーンで 送脱血管 遮断鉗子 anteCP スタビライザー  CO2ブロワー マイクロセッシ×2 吸引 ドベーキー×1 ブルドッグ2本 全てが画面上にあり 8-0で完璧に縫合されている」と詳細に説明。「もうこれ以上のリアリティどこにある??」と呼びかけた。

 この投稿には「母がオペ看です。8-0と聞いた時、あまりの細さに目を丸くしていました。細かいところにまで気を配り、呟く暇すら与えないリアルな、ものづくりをありがとうございます」「事細かい部分まで配慮されていて先生の気配りが伝わってきます」「すごいです」と、共感や驚きなどさまざまなコメントが寄せられた。

 細部までこだわった手術シーンが見ごたえ抜群の同作。次回、第3話は21日に放送される。

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