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【一問一答】那須川天心 20日に勝てば次はタイトル戦?「そこはトランキーロで(笑い)」

スポニチアネックス 2024年7月18日 14時54分

 ◇54.4キロ契約ノンタイトル戦 WBAバンタム級7位 那須川天心(帝拳)<10回戦>WBA同級4位 ジョナサン・ロドリゲス(米国)(2024年7月20日 両国国技館)

 「PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING 9」の公式記者会見が18日、東京ドームホテルで開かれた。WBC(世界ボクシング評議会)のマウリシオ・スレイマン会長をはじめ、トリプル世界戦と”神童”那須川天心(25=帝拳)のプロボクシング第4戦に出場する計8選手が出席した。

  デビューから3連勝で、前戦で初のTKO勝ちを収めたWBA世界バンタム級7位の那須川は、WBA同級7位ジョナサン・ロドリゲス(25=米国)相手に初の10回戦に臨む。会見での主な一問一答は以下のとおり。

 ――半年ぶりの試合。どんなことに取り組んだ。

 「だいぶ期間は空いたんですけども、その中でもいろいろなことをやりましたね。前回の3戦目で、だいたいの形が決まったのかなと思っていたんですけども、そんなこともなくて、やっぱり空いた半年でいろいろな、短距離の打ち合いだったり、中距離、長距離、全ての動きをやってきて、それが最後の最後にバチッとはまって完成した。本当に、ボクサー、ボクシングなんだけど、ボクシングの動きをしない那須川天心の動きが完成したと思うので、そこを楽しみにして見てほしいと思う」

 ――スパーリングで得たものは。

 「今までで一番レベル高い相手を呼んでやったりもしましたけど、スパーだけでなく本当に日常から得るものが大きかったんで。スパーもそうですけど、普段の一つ一つの歩き方や人と関わること、全てを格闘技に持ってきて、自分のスタイルに取り入れた感じです」

 ――ロドリゲスは今までで一番一発がある相手。

 「もちろん強い相手というのは分かっているし、顔も合わせましたけど気合も入っていて、すげえいい顔していたので。どんな試合になるかは当日にならないと分からないですけど、しっかりと全て整えてきたので。心、気持ち、体、全て整えてきたので、それをしっかり見てほしいと思ってます」

 ――タイトルマッチへの試金石?今回はどんな生きざまを見せる。

 「初めて10回戦やるんですけど、そこは特に意識してなくて。対戦相手もそうですし、あと見てくれるお客さんもそうですし、その場にはいない、アマゾンプライムで見てくれてる方もそうですし、そういう人たちに、応援してくれとは言わないすけど、あ、何かこいつヤベーな、ちょっと宇宙人きちゃったよ、みたいな、そんなノリになるぐらいに。異世界に来ているみたいな、そういうふうに場を支配して、脳の片隅に残るような戦いをしたいなと今回は思ってます」

 ――KOは。

  「それも考えてますね。でも、本当に場の流れなんで。そこはしっかり流れの中で倒せれば」

 ――クリアすれば次はタイトル戦という声や、まだ焦るなという声も。今描いているプランは。

 「最初から言ってるすけど、短期的に物事を見ていないんで。今回の試合にスカッと勝ったからといって、すぐにタイトルというわけにもいかないと思うし、やっぱ経験を積まないといけないと思うんですよね。経験に勝るものはないので、すぐにタイトルという焦る気持ちも分かると思うんすけど、そこはトランキーロ(ゆっくりと、焦んなよ)で(笑い)。ゆっくりとやってもらいたいと思います」

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