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中村紀洋氏 メジャー挑戦の道半ばで帰国した理由「体調が悪いので手伝ってくれないか?」

スポニチアネックス 2024年7月18日 21時9分

 元中日コーチの中村紀洋氏(50)が、大久保博元氏(57)のYouTube「デーブ大久保チャンネル」に出演。2005年オフに日本球界復帰させた恩師の存在を明かした。

 ドジャースとは2年契約だったが、1年目の終わりに当時のオリックスの球団社長が米国まで会いに来て「体調が悪いので手伝ってくれないか?」と頼まれた。監督の仰木彬氏が肺がんだという。

 仰木彬氏は中村氏が1991年ドラフト4位で近鉄入りした時の監督。1年目に門限破りを見つかった時、とがめもせず翌日も「思い切りやれ!」と、スタメン起用してくれた。

 球界再編での近鉄の球団合併が納得できずに分配ドラフトによるオリックス行きを蹴って、米挑戦を選んだ。その時のオリックス監督は仰木氏で、「行かせてほしい」と相談した中村氏に「行ってこい!」と背中を押したばかりか、日本で開催したメジャー球団を集めた入団テストの場にも立ち合ってくれたという。

 「ベンチに誰かいるから“部外者立ち入り禁止ですよ”と注意したら仰木さんだった。“お前の晴れ舞台見に来たぞ”って」

 中村氏のオリックス入団とは入れ違い。仰木氏はその年の12月15日、70歳で亡くなってしまう。

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