元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏(52)が自身のYouTube「竹原テレビ」を更新。井上尚弥の出現前後で世界王者の評価が激変したことを指摘した。
竹原氏は井岡一翔(35=志成)の実績について触れ、「井岡くん凄いよね、世界戦25試合?いやあすげえなあ」と感嘆の声を上げた。
井岡はWBA世界スーパーフライ級王者として、IBF世界同級王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)との2団体王座統一戦に臨み、0-3の判定負け。進退を保留している。
竹原氏は「引退して次の人生考えるのもいいと思う。現役で一生続けられることはできない」と話した。
あらためて井岡が世界戦22勝していることを強調。だが、このとんでもない実績は、井岡に対する評価とイコールではない。
竹原氏は「日本には井上(尚弥)っていう怪物がいるから。正直、井上チャンピオンがいなければ井岡くんは凄い。どうしても井上くんと比べちゃう」と指摘した。
話は井岡に限ったものではない。竹原氏は「今、日本に凄いチャンピオンいっぱいいるのにみんな比べられちゃう。可哀想」と話した。